負動産を子どもに相続させない方法はありますか?
負動産
負動産を子どもに相続させない方法はありますか?
はい、負動産を子どもへ相続させないための方法はいくつかあります。
ただし、土地の状況や家族構成によって適切な方法が異なるため、早めの対策が重要です。
「負動産」とは、
売却が難しい
利用予定がない
固定資産税や管理費がかかる
草木管理や倒木リスクがある
など、所有しているだけで負担になる不動産をいいます。
特に山林・原野・空き家・接道のない土地などで多く見られます。
主な対策方法は以下のとおりです。
1. 生前に売却・処分する
もっとも現実的な方法の一つです。
利用予定のない土地については、生前のうちに売却や譲渡、民間の土地引取りサービスなどを検討します。
相続発生後は、相続人が増えて権利関係が複雑になることもあるため、早めの整理が重要です。
2. 相続土地国庫帰属制度を利用する
一定条件を満たす土地については、国へ返還できる可能性があります。
ただし、
建物がある
境界が不明
崖地である
管理負担が大きい
などの場合は利用できないことがあります。
3. 遺言書で承継方法を整理する
遺言書によって、特定の相続人へ集中させたり、換価して分配する方法を指定したりすることがあります。
ただし、遺言だけで相続そのものを完全になくすことはできません。
4. 相続放棄を検討する
相続開始後、相続人が家庭裁判所で相続放棄を行う方法です。
ただし、
原則3か月以内の手続きが必要
他の相続人へ権利が移る
状況によっては管理責任が残る
などの注意点があります。
5. 家族間で事前に話し合う
負動産は、相続後にトラブルになるケースも少なくありません。
誰が管理するのか
売却するのか
処分するのか
などを事前に整理しておくことで、将来の負担や争いを減らせる場合があります。
負動産は、放置すると固定資産税や管理負担が続くだけでなく、相続によって共有者が増え、さらに処分が難しくなることがあります。
そのため、生前の段階から処分や承継方法を検討しておくことが重要です。


